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患者と医療従事者のそれぞれにとって
優しい医療デザインを目指して

株式会社メディディア医療デザイン研究所 代表取締役 山本典子

山本 典子

Noriko Yamamoto

株式会社メディディア医療デザイン研究所 代表取締役
看護師・救急救命⼠・保育⼠・福祉住環境コーディネーター

メディディア会社概要


医療デザインは、新しい医療サービスへ。

現場医療従事者たちは、勤務中さまざまな気づきがあります。 しかし、24時間緊張した労働環境では、⽬先の改善程度の対応が精⼀杯で、それ以上に時間を費やし、根本的な解決ができないのが現状です。

患者さんだけでなく、医療従事者にとっても職場環境である医療器具、病室やナースステーションなどが快適にデザインされる事は医療デザインの重要な視点です。 ⾃分達が将来、どのような治療環境が幸せかを想像する事が医療デザインへの近道であり、まずは経営者の⽅にもデザインの重要性を理解していただくことが⼤切だと考えます。

⻑期に⼊院する⼦供たちは病室という限られた⽣活空間で⼤⼈への成⻑発達段階を迎えます。それらの環境を機能性だけでなく、成⻑発達段階を考慮し、すこやかに丁寧に育まれ、⼼⾝の成⻑を⾒守り、応援できるデザインをこれからも継続していきます。

本来なら思いっきり外で遊び、学べる⼦供たちが⼤⼈でもつらい治療に耐えています。将来退院し振り返った時に思い出が楽しく暖かいものになるような環境を1つ1つ丁寧にデザインしていくことを⽬標にしています。

医療器具を使う側、装着される側の視点で⾒直したデザインを提供することで、患者さんや医療従事者の意識がかわり、⼼地よいホスピタリティあふれる医療空間が増えていくことを願ってやみません。

「こどもにやさしいものは ⼤⼈にもやさしい」
福祉が発達している北欧の幸福論の⾔葉から